足羽川沿いの家

足羽川沿いの家

Asuwa river side house , fukui

  • House

敷地は桜並木が美しい足羽川(あすわがわ)沿いにあります。また、敷地一帯は料亭が並ぶ福井市の景観形成区域であり、外観に歴史的な意匠を求められました。豊かな外部環境がある一方、敷地の東側を走る電車通りは地盤面より一段高く橋が架けられている為、通行する人々の視線が高い位置にあり、プライバシーの確保と車両の激しい騒音とヘッドライトが懸念されました。

設計で考えたのは、周囲からの視線や騒音を気にせず暮らせるようなプライバシーの高い家にする一方で、屋内から屋外への眺望を確保し、川縁と繋がる空間とすることでした。まず、テラスの手摺縦格子に木材を使用して歴史的意匠との連続性をつくり、通りを行く人々からの適度な目隠しとなるようにしています。屋内からは眼下の水面を眺められ、遠くの景色へと視線が抜けていきます。手摺上部の植栽が格子よりも前方に持ち出し、多様な葉影が外観にも室内にも落ちるようにし、見た目にも涼しげな川縁の雰囲気となるよう設計しました。